スズキ「ワゴンRスマイル」試乗記 ライトな人とカーマニアに向けた二部構成でお届け
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:篠原 晃一 86
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:篠原 晃一 86
搭載エンジンは最高出力49psのノンターボエンジンですので特にパワフルではありませんが、加速時に小さなモーターがアシストする簡易なハイブリッドシステムも付いていますので、平坦な都市部を大人1~2名乗車ぐらいで走る分には何の問題もありません。
問題ないどころか、ハーテクトという新世代の軽量・高剛性な骨格と、ホイールハウスを中心に構造用接着剤を適用しているなどのおかげで、その走りのニュアンスは「上質」とさえ言えるものです。段差を越える際も不快な突き上げ感や振動はほとんどなく、まるで高級車のように――と言うと大げさですが、まぁそれにちょっとだけ近い感じでショックをいなしてくれるのです。
スズキいわく、ワゴンRスマイルは基本的には1名または2名乗車で「パーソナルに使う」ということを想定しているそうですが、リアシートは前後のスライドが可能で、ワンタッチでほぼフルフラットにもなりますので、3~4名乗車も苦になりませんし、1~2名乗車でイケアなどに長尺物を買いに行ったりするのにも向いています。
この車のキモの部分であるスライドドアは、開口幅600mmで開口高が1165mm、地上高は345mmです。同じスズキの軽スーパーハイトワゴンであるスペーシアのスライドドアと比べると、地上高と開口幅は同じで、開口高が8.5cm低いということになりますので、成人が後部座席に乗り込む際は、たしかに背が高いスペーシアのほうがラクです。
しかしワゴンRスマイルも「ほんの少々体をかがめる程度(※身長175cmの筆者の場合)」という感じで乗り込めますので、大勢に影響はないと考えられます。
先進安全装備のパッケージである「スズキ セーフティ サポート」は全車標準装備で、アダプティブクルーズコントロールや標識認識機能などを含む「セーフティプラス・パッケージ」も、最廉価グレード以外にはオプションとして装着可能。そして12通りのしゃれたカラーバリエーションが用意されつつ、価格は129万6900円~171万6000円と非常にお手頃です。
まぁいちばん安い129万6900円のやつはスライドドアが手動式なのであまりおすすめしませんが、いろいろ揃った中間グレード「ハイブリッド S」のおしゃれな「2トーンルーフパッケージ」でも153万3400円でイケますので、価格は非常にお手頃であるといえます。
なお蛇足でありながらきわめて重要な蛇足として、ワゴンRスマイルは4万4000円から6万500円の追加出費が伴う「2トーンルーフ」はマストであると思ってください。モノトーンと2トーンでは、おしゃれ感が10段階ほど異なってしまうのがワゴンRスマイルという車です。
ライバルであるムーヴ キャンバスも相変わらず魅力的ではありますが、ワゴンRスマイルの設計年次の新しさと、「甘み成分」のようなものを比較的抑えた内外装デザインは、男性にとっても女性にとっても魅力的です。
便利でかわいい、でも決してかわいすぎない実用的な軽自動車を手頃な予算で探している人には、ワゴンRスマイルは絶対的におすすめできる一台です。ぜひお近くの販売店などで、実車をご覧になっていただきたいと思います。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
ヤマハ、カタルーニャGPに続き新エアロで走行。リンス、プラクティス2番手の要因は/第7戦イタリアGP
「紀伊半島ぐるり高速」の最南端でトンネル貫通! 未開通区間でも工事着々
クルマの「左寄せ」って危なくないですか? ギリギリで“接触”する危険もあるのではないでしょうか。 教習所で教わる「キープレフト」はどのような運転をすれば良いのでしょうか?
カモフラ柄の斬新なフェラーリは“破天荒な御曹司“の特注品! オークションに登場した「特別な跳ね馬」の気になる落札価格とは?
今こそ言いたい……「炭水化物、多すぎない!?」 MotoGPスペインGPへの道中で浮上した機内食のナゾ
フェラーリのカリスマ、ルカ・ディ・モンテゼーモロが成し遂げたこと 【第8回】フェラーリのブランディング戦略
【MotoGP】マルク・マルケス、スタートさえ改善できれば優勝も近いと自信。イタリアファンからのブーイング減実感「ドゥカティに乗っているのが助けになった」
話題沸騰! 旧車オーナー注目の「電動クーラー」は19万8000円から! 非力なコンパクトカーやマイナー車種にも装着できます
普通のポルシェじゃ物足りない? 「シンガー」がレストアした過激な911が最高すぎる!
「RYUTA・T」、「SEnR1」両氏によるイラスト展が【UNITEDcafe】にて。バイク乗りイラストレーターのこだわりを観る!
【写真蔵】ヒョンデのハイパフォーマンスEV「アイオニック5 N」が、いよいよ日本デビュー!
次世代ハイブリッド搭載の[新型フォレスター]は[燃費]も[乗り心地]も歴代最高間違いなし!! 騒音低減の新技術を採用!
“想定外”が頻発する耐久の現場。技術開発に留まらない、トヨタが水素で挑戦するワケ【S耐富士24hレース】
【そもそも買えるの?】ランクル300と250、レクサスLXとGX。“最強に買い”なモデルとは
【228万円】一番安いのに装備が充実…? 「マツダ3 ファストバック 15S」はアリかナシか
売れてる軽EV「サクラ」がライラック×黒の乙女系2トーン追加や仕様向上。価格は約4~5万円上昇
こっちが本命? ノートクロスオーバーがデザイン一新。タフ感強調で本家よりアリかも…?
【電動ツインブースト!】新型「911」の目玉はハイブリ搭載「GTS」。加速が大幅進化の理由
ヒロミ絶賛の乗り心地、電動トノカバー高すぎ!? 発売から3ヶ月経ったトライトンのユーザー評価は?
BMW最小SUV「X1」に新グレード追加! 1.5Lの“sDrive18i”は最安の540万円
活気を取り戻すイタリア車。名門「ランチア」の“懐かし系”ニューモデルたちは日本に入ってくるか?